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MMAPLANET【Special】格闘技カメラマン第一人者・長尾迪氏がヒクソン写真展開催。秘蔵写真と共に魅力を語る─後編─

【写真】2000年5月26日@東京ドーム。ヒクソン・グレイシー×船木誠勝(C)SUSUMU NAGAO

 

5月1日(月)より7日(日)まで東京都世田谷区のスタジオf-1成城にて開催される、格闘技カメラマンの第一人者として活躍中の長尾迪氏の写真展、『MMA LEGEND Vol.1 Rickson Gracie Photo by Susumu Nagao』。

 

長尾氏がMMAPLANETの読者の皆さんに特別に今回は展示されていない──氏の思い入れの詰まったヒクソンの写真をピックアップし、その1枚に付随するヒクソンと長尾氏のストーリーを語ってくれた。今回は写真展を明日に控え、ヒクソンの現役時代、プライベート、そしてクロンのセコンドであるヒクソンと長尾氏の間にあった秘話をお届けします。

 

──ではVTJやPRIDEの入場に続きこの写真は?

 

「これは船木選手との試合。ヒクソンの最後の試合です。正直言って、船木選手に勝ち目がないと思っていたのですが、ヒクソンが後日──目が一時的に見えなくなってかなり大変な試合だったと。

いってみればプロとしてのキャリアは11戦、日本で9試合。その日本でのヒクソンの試合は全てリングサイドで撮影をさせてもらうことができました。それはやはり何かの縁だと思います。それもあってヒクソンと自分の付き合いが今もある、それが運命だったのかなって。

 

2000年8月21日@ロサンゼルス、マリブのヒクソン宅
2000年8月21日@ロサンゼルス、マリブのヒクソン宅

実は入場シーンを格好良く撮ろうと思ったら、失敗しました(笑)。欲を出して写真を撮ろうとすると、ダメだね。純粋な気持ちで撮らないといけない、受け狙いの写真ばかり狙うのはダメだと勉強させてもらいましたよ」

 

──このプールに入っているヒクソンの写真は?

 

「これはマリブの自宅ですね。ホクソンも生前で、キム夫人と一緒で。立派なプールのある家で、天気も良くてヒクソンも上機嫌でリラックスしていました。

どうしてもね、ヒクソンも取材中はヒクソン・グレイシーにいるために窮屈そうなところもあったので、こんな表情はやっぱり取材中には見せられるモノではない。そういう意味でも貴重な1枚かと。まぁヒクソン神話を構築していたのは、キム前夫人といえるかもしれないですね(笑)」

 

──では最後の1枚、クロンと並んだヒクソンです。

 


2014年12月23日@有明コロシアム

「これはクロンのMMAデビュー戦の前日、公開計量前の1枚ですね。この時、僕はヒクソンに『俺は引退してしまったけど、ススム、お前は少なくとも後20年はリングサイドで写真を撮り続けないといけない。

これだけ才能のある格闘家が生まれている、クロンは20年以内に間違いなく世界のトップに立っているから』と言われたんです。

一瞬、エッという感じになったのですが、『お前が撮らなくて、誰が世界の格闘家を撮るんだ。お前はリングサイドで撮り続けないといけないんだ』って言葉を続けられました。正直、日本の格闘技界も低迷しているし、自分ももうよいのかなって思っていたところもあったのですが、一生現役でいないといけないなって決めた日になったんです。

ヒクソンにそういう言葉を掛けてもらえたことは、自分が今までやってきたことの自信にもなるし。もうイイんだっていう空気を発していたのかもしれないですね。未だにリングサイドで写真を撮っているのは、ヒクソンの言葉のお陰です」

 

──そういうヒクソンの魅力を写真展で、改めて皆さんに感じにとってほしいです。

 

「今回はヒクソンがクロンのセコンドに就いている写真もあります。意外とリラックスしていて、試合直前に自分の方に手を振ってきたりして。ヒクソンからクロンへ、伝説はバトンタッチされたのを写真からも感じ取ってもらえると思います」

 


※「MMA LEGEND Vol.1 Rickson Gracie Photo by Susumu Nagao」

 

2017年5月1日(月)~7日(日)東京・スタジオf-1成城
開場11:00 終了18:00

 

<入場料>
500円 ※ワンドリンク(ソフトドリンク)とオリジナルグッズ付き。
※トークイベントは+500円

<トークイベント>
両日ともに14:00開始
5月5日(金)中井祐樹氏
5月6日(土)中村頼永氏
各回限定40名。40名を超える場合は立ち見。30分前に受け付け開始。事前予約は電話かメールにて。

 

記事元:MMAPLANET